インフルエンザワクチンについて|石原小児科クリニック|JR大野城駅および西鉄白木原駅より徒歩4分

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医療コラム

インフルエンザワクチンについて|石原小児科クリニック|JR大野城駅および西鉄白木原駅より徒歩4分

ワクチンの効果

インフルエンザワクチンの効果は、主にインフルエンザの合併症の減少、重症化および死亡率の抑制です。
インフルエンザワクチンを接種しても、インフルエンザの罹患を完全に予防できるわけではありませんが、臨床症状の軽症化や、合併症の抑制効果が一定程度認められています。

・1.5 歳から 3 歳の子どもの 21%~31%に対してインフルエンザ発症の予防効果あり。Vaccine. 2021:39;1800-1804 山梨大学

・6歳未満の小児を対象とした、インフルエンザ発症の予防効果は60%であった。2015年 厚労省

 

生後6か月から3歳までの小児、喘息の体質がある方、熱性痙攣(けいれん)を起こしたことがある方、てんかんなどの痙攣を起こす基礎疾患などがある方は、積極的に予防接種を受けるようにしましょう。

保育所に通っていない乳児(0歳児)については、積極推奨とはしませんが、兄弟のいる0歳児は接種をお勧めします。

ワクチンの接種回数

日本では13歳未満は2回、13歳以上が1回です。一方、世界保健機関(WHO)、アメリカのガイドラインでは、9歳以上は1回接種、3歳から9歳未満児でも前年までに2回以上のワクチン接種があれば1回接種で良いとなっています。(12歳以下の接種歴のある小児に2回接種を勧めている国は日本ぐらいです)。

当院では、費用や苦痛と効果のバランスを考えて、2021年からWHOやアメリカの接種方法をお勧めしています。注射をがんばれる子や日本基準が良い方は13歳未満までは2回接種でよいと考えます。

厚生労働省インフルエンザQ&A https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html

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